現在、無能唱元さんの著書「得する人」という本を呼んでいるのですが、
人間真理の根本を突いた、素晴らしい哲学書です。
仏教を指針とし、そこから自身の哲学を織り交ぜ、解説しています。
NLP心理学でもサブモダリティというものの教えがあります。
私は、何年も前からこのサブモダリティがNLPの中で1番重要なポイントであり
そこの変容を行う為に、NLPに様々なワークがあると、認識しておりました。
サブモダリティとは、私たちが、目、鼻、身体感覚で何かを感じ取った後、
その出来事に意味づけすることを言います。
具体的に言うと、道を歩いていると向こうから知らない異性がこちらを見て笑っています。
この事実は、1つなのですがこちら側の受け取り方(意味づけ)様々なのです。
例えば、「自分に興味があるのか?」「顔に何かついてる?」
「あの人いいこと有ったのかな~」「私のことバカにしてるの?」など。
出来事は1つですが、受け取り方で、こちらの心理状況が変わるのです。
この受け取り方により、その人の幸福度も変わっていくわけです。
しかも、受け取り方には、その人の癖があり受け取り方が悪い人は、常に不幸なのです。
もっと言えば、これを繰り返すことで、人生そのものが転落していくのです。
無能唱元さんも同じことを書いており、根本の考え方は同じですが、
無能さんのメタファー(例え話)で、私自身もまた別の入り方、感じ方が出来ました。
無能さんは、意識体験がその人の経験であり人生そのものだと言っています。
これは、目の前の出来事から、自身の経験を蘇らせ、そこに今回の出来事と
混じり合わせ、また経験として蓄積されるということ。
受け取る力を変化させなければその人の運命自体が危ういと話しています。
私も、色んなタイプのお客様と会ってきましたが、クレーマーや文句を言いたがる人の
心の問題点が良く見えてしまいます。
あまりに酷い方の場合、弁護士に全てお任せし、私は関わらないようにするのです。
それは、ネガティブな人と関わることでの、心のリスクを回避しています。
話を戻しますが、無能さんはこうも言っています。
「我々は内部におけるイメージ(その人が作った幻想)を
つねに自分の支配下に置いてなければ、他によって翻弄(ほんろう)されてしまう。」
といっています。
ですから、自身の内部イメージが良いものでも悪いものでも、これが自己防衛とし
働いているのです。
例えば、女性で「今まで、ダメな彼氏しかいなかった」というひとは、
男性に対し、そのような見方をすることで、ダメな部分を引き出しているということ。
「あいつはケチだ」とよく言う人は、他人に対しての依頼心が強く、欲深い人と言えます。
明石家さんまさんはテレビでこんなことを言っていました。
「俺は宝くじは絶対に買わん。もし当たってしまったら怖い。
そんなところで運を使いたくない」
この言葉から、私は一般人とは深層心理が一般人とは大きく違うことを
改めて、感じさせられました。
一般的な考え方は、「どうせ買っても当たらないから宝くじは買わない」
ではないでしょうか?
同じ買わない理由でも、考え方の出所が違います。
さんまさんは、当たることが前提です。もっと言えば、
「運の良い人間である」という確固たる思い込みからの言葉なのです。
この思い込みが、実際に運の良い現実を作っていることになるのです。
金持ちケンカせずと言いますが、まさしくケンカする心が無いからこそ
お金という現実が付いてくるのも、理解が出来ます。
私自身もそのような人格者に近づけるよう意識していかなければと考えさせられました。