先日、名古屋に行き心理学のセミナーを受けました。
相手に響く言葉をメインにしたものでしたが、
そこで言われていたのが、自身の状態(感情)が最も重要だということ。
たとえ話で、こんなことを言ってくれました。
拒食症の娘がいる母親が、娘をどうしたら良くなるのか?
そんなことばかり考えていたそうです。
しかし、あるとき、彼女に「ごめんなさい」と言った言葉が
心に響く言葉になったというのです。
それまでにも、ごめんなさいという言葉は何度も言っていたそうです。
しかし、母親の感情(心の状態)が、彼女に響く言葉となったそうです。
この心の状態を作るのは難しいし、ワークなどで出来ることでもありません。
しかし、この状態になるための、思考(選択)を増やすという
内容でした。
私は講師にこんな質問をしました。
そのお母さんが「ごめんなさい」を言った時の気持ちって
どのように想像できますか?と。
講師は「きっと、1つだけの気持ちではなかったと思いますが、
治そうとする今までの気持ちではなく、娘の苦しみを理解しようと
する気持ちが、言葉になったのだと思います。」
なるほど。と感じながら、やはりその境地まで行くには人には時間がかかり
感情や衝動のコントロールはどんな気付きの多い人でも
難しいのだろうと感じました。
メンタリングのワークも衝動などの感情を軽減するための
考え方の選択を気付かせその人の世界を変えることが出来ます。
しかし、毎日の些細な苛立ちや自身の都合で他人に嫌な思いをさせる
ことは多々あると思うのです。ここが難しいしことだと考えていると、
たまたま、読んでいた本にその答えが書いてありました。
その本は、アドラー心理学のことを書いた、「嫌われる勇気」の続編で
「幸せになる勇気」でした。この本によると、
日々、生きていく中での態度が大切であることが書いてありました。
私も、イライラする癖がありますが、衝動に任せそのような状態を
当たり前にしてきました。
嫌なことを感じたら、もう1度考え直し、考える選択肢を増やして
考え方直すことが大切なのです。
人生を通して神様が試しているのかもしれません。
そして、それを全うできる人にだけ他人を動かす奇跡を
与えてくれるのかもしれません。