高度成長期や団塊の世代を体験した60歳過ぎの悲しみは深い。
頑張って生きた人間ほど悲しみは深く、われわれ世代に迷惑をかけていることを知らない。
バブルまでの時代は、物質を得ることが大きな目的だった。
目に見える豊かさを求め、頑張りお金を稼いだのだ。
そして、稼げた人たちは決まってチヤホラされ、自己重要感を高めていた。
ただ、そんな人たちも、隠居をし、誰も周りに人が居なくなったとき、
大きな虚しさを感じているに違いない。
私のお客様にも多くいる。
お金で自己権威欲を満たそうとする人間。
本当は、寂しいだけなのにね。
自分が凄いと崇めてほしいのだ。
しかし、それは自分の自信の無さからにすぎない。
権威を持つことでしか相手にしてもらえないという弱さ。
もっと素直になればいいのにね。
そうしたら、こちらも付き合いやすいのですが・・・・
いま、若者に望まれているのは心の豊かさを教えられる、年配者なのに。
そういったことに気づかず来てしまった多くの団塊の世代たち。
時代背景が悪かったのか?
お互い辛いよね。