私に、言葉の大切さを教えてくれた方が言っていた言葉、
それは、「言葉は魔法」だということ。
確かに、相手の感情に合わせ言葉を使うこと、カウンセリングでは
ビックリするくらい変わる。
それを経験し確かに言葉は魔法だということを実感した。
しかし、数年前からそのことを教えてくれた方の言葉にはエネルギーが無い。
どんな綺麗な言葉を言っても魔法が掛からない。
なぜか。それは彼の在り方が問題だったのだ。
言葉を巧みに使うが実際に伴わない。
一生懸命やらない。言葉先行で内容がめちゃくちゃ。
もうずっと、彼のそういった姿勢をみて、どんなことを言っても
私は聞く耳を持たなくなっていた。
そして、今月事件が起こった。
彼の主催するセミナーで私は講師として呼ばれていた。
数人講師がいたのだが、私が内容を考えたり集客のお手伝いを
していた。しかし、「打ち合わせは当日で良いね」と彼が言ったのだ。
私はボランティアで責任を持ってやっているのに、彼は集客さえ出来れば
問題ないという態度をとった。こういった態度は今に始まったことではない。
今までもそうだったが、今までの積み重なってきたことと、今回のことで
さすがに堪忍袋の緒が切れた。
彼の主催するセミナー講師から降りたのだ。
私は彼に「詐欺師だ」と言うことを告げ、彼との縁を断ち切った。
「言葉は魔法」と彼が言っていたことが、ふと頭によぎった。
確かにそう思っていた。
しかし、魔法の効力を持続、もしくは高めていくには普段からの
在り方が大切だということを学んだ。
正直、私は彼を憎んでいない。しかし、彼が今までやってきたこと
多くの人を傷つけ、騙してきた罪は自身に返ってくるのが目に見えて分かる。
私は、彼がそのことに気付き、徳のある人生を歩めることを願っている。