正しさを伝えるのは楽をしていること。

先日、私の家の隣の奥さんが子供に強めな口調で

 

 

このようなことを言っていました。

 

 

お母さん「○○ちゃん。幼稚園で縄跳び飛べないの○○ちゃんだけよ。

 

 

練習しなければいつになっても飛べないんだよ」

 

 

 

子供「グスン。。。」

 

 

お母さん「泣かない!悔しいと思いなさい。」

 

 

 

私はこれを聞いて「あぁ~ぁ、なんでそんなこと言うんだろう。

 

 

 

それじゃあ、子供を傷つけているだけなのにな~。」と感じてしまいました。

 

 

 

きっとその言葉で、子供が奮起し、悔しいと思って縄跳びの練習はしません。

 

 

 

それよりも、縄跳びが飛べないことで、お母さんに

 

 

 

 

怒られたという嫌な経験になり、縄跳びが嫌いになるかもしれません。

 

 

 

もし、本気でお母さんが子供のことを考え、この子に縄跳びを飛べるように

 

 

 

 

させてあげたいと思ったら、どうしたら努力できるかを考えるはずです。

 

 

 

 

もし私がそのお母さんならこういうでしょう。

 

 

 

 

「○○ちゃん、幼稚園で一生懸命縄跳びを飛ぼうとしている○○ちゃんを見て

 

 

 

お母さん凄く嬉しかった。もっと、飛べるようになるようにお母さんと

 

 

 

一緒に練習しようか。」

 

 

 

 

こんな感じでしょうか。もしこれを伝えて、子供の答えがNOでも

 

 

 

 

私なら構いません。重要なのは縄跳びが飛べなかったという概念を

 

 

 

変換して、頑張っていたというものに子供の心の記憶を塗り替えることが

 

 

 

重要だからです。そして、飛べないということで傷ついた子供の心を

 

 

癒すのが大きな目的です。心が癒されれば、元気が出てエネルギーが湧きます。

 

 

 

そうしてあげることが、私は重要だと思うのです。

 

 

 

きっとお母さんも、自分の子供が飛べないことで、お母さん自身も

 

 

 

傷ついたのかもしれません。

 

 

 

だから、子供を叱ったのだと思います。

 

 

 

 

しかし、すでに子供も飛べなかったことで傷ついているという「愛」を

 

 

 

持つことが出来れば、そのような言葉は出なかったと思うのです。

 

 

 

 

正しいことを言うことは楽をしていることです。

 

 

 

だって本来の目的は子供が、縄跳びを飛べるようになることだからです。

 

 

 

練習しなさいは、親が子供に正しさを伝えるという楽をしているだけ。

 

 

 

 

子供がそう思えるように、子供と接するのが親の愛です。

 

 

 

愛を持って接することは、本当に難しい。

 

 

 

でも愛を持って接すれば相手を救うことが出来ます。

 

 

 

先日、アンソニーロビンズがFBに投稿した言葉です。

 

 

 

「憎しみや苦しみは恐怖という病気を治すことはできない。

 

 

唯一、愛だけが恐怖という病気を治すことが出来る。

 

 

憎しみはあなたに無力感を与える。

 

 

愛はあなたをそこから解放する。

 

 

憎しみは人生を混乱させる。

 

 

愛は人生に調和をもたらす。

 

 

憎しみは人生を暗くさせる。

 

 

愛は人生を輝かせる。」

 

 

 

正しさは人間であれば誰でもわかります。

 

 

 

だから、正しさを伝える前に相手の「心」を見ることです。

 

 

 

これは大人でも一緒。心をいやすことが出来れば、

 

 

 

本人が勝手に気付き良い方向に向かうのです。

 

 

 

大切な人だから自身の成長とともに、相手を良い方向に導きたいですね。