先日、ある方の相談を受けました。
障害を持つお子さんの母親です。
彼女は、12歳になる息子さんを「隠して生きていたい、恥ずかしい」
と思う一方で、そんな自分がを責め、傷ついていました。
私は、メンタリングという技術を学んでいますので、彼女の本当の問題が分かりました。
彼女は、障害を持つ息子さんではなく、それ以外で傷ついていたのです。
人間は、思考と感情がいつも一致しないものです。
頭では、分かっているけど感情が付いていかない。
彼女もそんな自分が苦しかったのでしょう。
私は1時間弱のセッションで彼女の問題を感情に落とし込み
本当の問題に気付かせることが出来ました。
蓋をしていた感情が放出され、「絶対泣かない」と決めて私の所に来た彼女は、
涙を流し、無意識からのメッセージを受け取ることが出来ました。
その日の夜、彼女からこんなメッセージが届きました。
「今日はありがとうございました。息子を見る目が大分変りました。
それを感じては息子自身の感じ方も違うようで、さっき嬉しいと泣いていました。
私が思っていたより敏感で純粋なんだなぁと感じました。本当にありがとうございました。」
感覚に落とすことで、彼女自身が変わり、息子さんにまで大きな影響を与えたのです。
思考と感情、この不一致を統合させることは、なかなかできないもの。
しかし、出来たときに大きな気付きとなり成長をしていきます。
私もこの親子のお手伝いが出来て本当に良かった。