昨日、トップ1%メンター養成コースの終了日でした。
素晴らしい多くの皆様と学びの時間を共有できたこと本当に感謝しております。
おさらいを兼ね、昨日、一昨日の出来事をお伝えしようと思います。
人間は、思考や感情に同一化することが、多々あるようです。
例えば、題材になった小野田寛郎さんの場合。
小野田さんは、第2次世界大戦終戦から30年間帰国されなかった、あの方です。
なぜ、30年間帰国されなかったのでしょうか?
これは、思考と同一化していたからだそうです。
この方はフィリピンバング島から帰国したのですが、
1944年上司により、玉砕はするなと命じられたよです。
当時は小野田さん含め3人の兵士がいたようなのですが、
小野田さんの思考には日本が「勝っている」という思考しかなかったようです。
例えば、米軍の民間機が飛んでいたとしても、日本に追い返えされ逃げていくと感じたり、
日本の新聞を見たとしても、日本が勝ち続けているから、「平和な日本があるんだ」
と勝手に自分の想像をしてしまうのです。
これは、私たちにも当たり前にあることなのです。
例えば、嫌なことをされ、感情的に相手の悪口をいってる場合、これは感情との同一化を
しています。
ただ、ご理解して頂きたいのは、思考との同一化や、感情との同一化が全て悪いわけでは
ありません。こういったことにより、自分たちを守っているのです。
例えば先ほどの、悪口を言って怒っている場合は、怒ることにより、悲しみにふたをしています。
これも、大事な自己防衛です。しかし、冷静にものを見たり、感じたりする為には、
この同一化から離れなければいけません。それは他人からの指摘では離れることが、
出来ないのです。では、何で離れられるのか・・・・
それは「気付き」でしかないのです。
気付かなければいけないとき、必ず人にはメッセージが降りて来るようです。
これをハイヤーセルフと言います。
例えば、仕事で出来の悪い部下の面倒をして自分の仕事が出来ない。しかも上司には
仕事を早くやれと急かされる。このような状況があるとします。
これを、部下のせい(感情の同一化)にしていては、ハイヤーセルフは下りてきません。
仕事がうまくいかなくなったことに、気付かなければいけません。
自分が部下を育てていないという気付きかもしれません。また、部下のリソース(強み)に
適していない仕事を与えてるのかもしれません。
小野田さんの場合は、周りが死んでいき、1人ぼっちになり孤独になった時、ハイヤーセルフから
「何かおかしい」と言うメッセージを受けたと思います。
このように、自分たちの問題は気付きにより、変化や成長をしていくわけです。
もし皆さんにも、気付きが生まれたらこのように呟いてみてください。
「私の感情は、私の一部であって全てではない。私は感情を持っている。
でも、私は感情ではない。感情は、私が私であるがゆえに湧いてくるものであり、
私の人生を豊かにするものである。だから、私は感情に気付き大切にする。
でも、どの感情も私ではない。私は感情を持っている。でも私は感情ではない。
私の知性・思考は、私の一部であって全てではない。
私は知性を持っている。でも、私は知性ではない。
知性は、私が考えたり、情報を集めたり、分析したり計画を立てたり私の役に立つ。
私がこの世の中でより良く機能する大切な部分である。
だから、私は知性を大切に磨いていく。
でも、どの知性も私ではない。」
自分の置かれている環境など、様々な自分があります。
環境や状況にあわせ、色々な自分を引き出せることが出来るようになれたら良いな~
と思って私自身この学びを生かしていきたいと思います。