昨日、フジテレビの第3社委員会の報告が出ました。
私自身はネットニュースで要約したものを見ました。
個人的感想は、中居正広さんに対しての嫌悪感と
怒りがこみ上げてきました。
それと同時に被害女性の心情を思うと
悲しい気持ちでした。
このことで、PTSDになり入院までし、
一時は生きることの希望まで失ったようです。
それでも、今現在、強く生きようとする彼女に対し
幸福になれることを願う気持ちでいっぱいです。
中居正広さんがなぜこのような行為に及んだのか?
それは、認識の欠如しかありません。
この認識の欠如は、全ての人に起こりうる問題です。
今回、中居さんが泊まったホテルや飲んだシャンパン代
数百万円は全てフジテレビが出したということで、
フジテレビも共犯ということになると思いますが、
彼を取り巻く全てが、このようになっていたのでしょう。
お金や権力といった欲望の渦から、心の暴走が始まった
のは間違いありません。
環境と彼の思考が、常識の認識を歪めてしまいました。
私自身も認識がズレる感覚を覚えることがあります。
例えば、社長という立場、お客という立場では
過去に驕りが少しでも無かったのか?というと
間違いなくありました。
もちろん、、中居さんのような大きなズレは無いにしろ
謙虚さを見失う瞬間はいつでもあります。
私自身、大きく感じたのは、心理学を学び
人の感情が分かるようになったとき、悟った気持ちに
なったことがあります。
今から考えると、とても恥ずかしいことですが、
全てを知ったつもりでした。
それなのに、どうして自身の生き方に不満があり
面白さを感じないのか?
悟っているはずなのになぜ不安が拭いきれないのか?
どうして、物事がうまく行かないのか?
といったことに気付くようになりました。
そして人生がうまく行かなくなった瞬間に
大きな気付きがあったのです。
それは、真理を知りながらそれを日々実践する
心を持つことなのです。
毎日、自身の心を浄化するルーティンが必要ですし、
常にそこを意識することで人格が形成されるのです。
もちろん、環境も大事です。
環境が常識を作ります。
今回のフジテレビ内部も女性蔑視が、セクハラが当たり前
でしたし、人間を人間とも思わない環境に居れば
生きるために、染まるのは当然です。
稲盛和夫さんや中村天風さん、アンソニーロビンズなどは、
常に、自身の心をリセットさせるための日々のルーティンが
ありました。
彼らは、人間の愚かさを知っていたからこそ
毎日、心を整えることをしていたのです。
権力やお金があればあるほど、心の暴走は加速していきます。
ですから、より自分の心をセーブする意識が必要なのです。
稲盛和夫さんも中村天風さんも、アンソニーロビンズも
大きなお金と権力を持った方たちです。
それでも、驕らない心を持ち続けたというのは、
一般人よりもはるかに自身への厳しい目を向けていたのでしょう。
私たち人間には、原型エネルギーといったものがあります。
それは、どういった物かというと,
王様、戦士、魔法使い、恋人といったエネルギーです。
王様は、仲間や家族を守というエネルギーですが
悪く出ると支配者と変貌します。
戦士は向上心のエネルギーですが悪く出ると、怒りになります。
魔法使いは、ユーモアや創造力といったものですが
悪く出ると、嘘つきになります。
恋人のエネルギーは人を癒すことが出来ますが、
悪く出ると、依存になります。
私たちは、この原型エネルギーをどのように使うかで
生き方が決まります。
善人として生きるか悪人として生きるかは、常に自身の
意識が重要なのです。
昨今の芸能界や政治家、財務省などの闇がどんどん暴かれています。
権力のガバナンスが効かなくなっている今、
魂の向上をさらに求められている時代になったと
感じています。