私たちの会社は成長を支援するシートがあります。
どうして、成長を支援するかというと、個人の成長しか、その人の幸せが無いからです。
私は幼いころから、職人を見てきました。
職人のような労働者は、30代~40代がピークでその先は、衰退していくことが多いと考えていました。
その真意は、職人もまた、現場の作業が出来るようになると成長が止まってしまっているということ。
厳密にいえば、どこに向かって成長をして良いか分からないということが正しいのかも知れません。
会社のために成長を促しているのか?
こういったことを聞かれることがありますが、そうではないのです。
もし会社だけを考えれば、生産性の高い人間に入れ替われば良いのです。
簡単にいえば、30代~40代の職人だけを集め、50代になれば切り捨てれば良いということ。
重要なのは、個人の成長であり幸せです。そして、それが会社の成長となり幸せとなるのです。
例えば、何歳になっても必要な人間でいられたり、内気な人間がリーダーシップを発揮する、
他人とのコミュニケーションがうまく出来ない人はそこを、評価事項にすることで、
自分の何が問題なのかが分かりやすく、成長出来、変化した自分はプライベートでも発揮出来ます。
だから幸せを提供するシートなのです。
会社の社長をやっていると、自分のところの社員は皆かわいいものです。
ずっと、関係が続くことを望んでいます。
そのための項目は次の4つ。
期待成果、重要業務、知識・技術、勤務態度です。
これに分類し、細かく評価を行います。
しかし1つだけ、組織のリーダーとして決断しなければいけないことがあります。
それは、この4つのうち、1つの項目が悪いと、辞めて頂かなければなりません。
それは、勤務態度です。
どんなに期待成果、例えばトップセールスマンだとしても、勤務態度が
悪い人間には辞めていただかなければなりません。
組織人としては、必要無い存在になります。
サッカーや野球でもどんな凄い人間がいたとしても、チームプレーを
乱す人間がいれば、その人は使い物になりません。
しかし、勤務態度の良い人は、他の3つが出来なかったとしても、
成長を促せば必ず出来るようになるのです。
私どもの会社はまだまだ未熟であり、社員1人1人の力も微力です。
しかし、成長を支援し、それに応えてくれる社員であれば、未来は
素晴らしい仲間の集まりになると考えています。
今、前向きに成長している社員を見るのが私の大きな喜びです。