大きな財産

私どもの会社には職人がいる。

決して、勉強が出来た子たちとは言えない。

優秀とも言えないかもしれない。

しかし、私にはそれは問題ではないのだ。

彼らは学生のころ、勉強をする意味が理解できなかっただけで、

頭が悪いわけではない。

見下す人間もいるが、人の本質が分からないかわいそうな人間だと

私は感じてしまうのだ。

彼らは、朝早くから寒い中、現場に向かい一生懸命体を動かす。

「良い仕事をしたね」と言うと、満面の笑み「ありがとうございます。」

と応える。もっと自分が役に立つためにはどのように成長すれば良いのか
考え、頑張っている。

当然ものを知らないことは多いかもしれない。

しかし、自分が貢献できるものを見つけた彼らは、そのことから

1つずつ、学ぼうとしているのだ。

皆、優しくて素直。

人に役に立つ喜びを知り、1番難しい、自分たちが未熟だと感じ

精進しているのだ。

未熟な人間だと感じられない人は、成長が止まり傲慢になる。

しかし、私どもの職人には1人もそんな人間がいない。

彼らに出会て良かった。

彼らがこれからどのように成長していくのか楽しみです。

彼らからもたくさんの学びを頂いているし、喜びを頂いています。

皆、ありがとう。