天才たちの無意味な雑談

令和の虎というYouTube番組を見たことがあるでしょうか?

 

 

 

私は、見たことが無かったのですが、昨日、成田悠輔さんが

 

 

 

 

サムネに出ていたので、興味がてら見てみました。

 

 

 

 

通常は、志願者に虎たちが、投資をしたり融資を

 

 

 

 

 

すると思うのですが、

 

 

 

 

 

成田さんは、自身の本で「22世紀の資本主義」

 

 

 

 

という題材で、お金が無意味になるということを

 

 

 

 

言っているようで、その宣伝も含め

 

 

 

 

虎たちに、お金を捨てろといった

 

 

 

 

極端な話を吹っ掛けたという内容でした。

 

 

 

 

 

成田さんは、お金を持っている方たちに

 

 

 

 

 

逆説を言うことで、虎たちを観察しているようでした。

 

 

 

 

 

また、自身の矛盾も含め、討論を楽しんでいるように感じました。

 

 

 

 

この逆説に、噛みつく虎たち。

 

 

 

私からしても、成田さん含め、全ての人たちの理論理屈には

 

 

 

 

共感するものばかりでした。

 

 

 

 

もちろん、皆さん考え方が違います。

 

 

 

 

しかし、その中でお互い相手が言っていることの

 

 

 

 

意味を理解し合っているようにも思えました。

 

 

 

 

結果、成田さんに噛みつきまくった虎たちは

 

 

 

 

お金を6000万円捨てるという結論にいたったわけです(笑)

 

 

 

 

 

これは、非常に面白いと思いました。

 

 

 

 

 

私なりに考えたのですが、なぜこのような結果になったかというと

 

 

 

 

 

成田さんも虎たちも心の矛盾の中で、

 

 

 

 

生きているのを知っているからです。

 

 

 

 

成田さんはお金を捨てろと言いながら稼いでいる矛盾。

 

 

 

 

 

虎たちはお金を稼ぎながら、無意味なものだと理解している矛盾。

 

 

 

 

 

これを見て、私が感じたことは、人間が作り上げた価値には

 

 

 

 

 

なんの意味もなく満たされることが無いということ。

 

 

 

 

 

お金というルールは人間が作り上げ、そこのルールに従って

 

 

 

 

生きなきゃいけない虚しさと、その一方で、

 

 

 

 

 

それを得たところで、満たされる心が無いことを

 

 

 

 

成田さんも虎たちも分かっているのです。

 

 

 

 

それを知っているからこそ、成田さんは

 

 

 

 

虎たちに、極論をぶつけてみたのではないかと

 

 

 

 

感じました。

 

 

 

 

私なりのここでの教訓を言うのであれば、

 

 

 

 

人間が作ったルールに従う必要がありますが

 

 

 

 

 

そこに翻弄される人生を送ることほど、虚しいものは無いということ。

 

 

 

 

 

お金、ブランドのバック、高級車全ては人間が作り上げた価値であり、

 

 

 

 

 

このようなものを得たとしても、刹那的に満たされるかもしれませんが

 

 

 

 

 

翻弄されて手に入れようとしているうちは

 

 

 

 

虚しさや空虚感が出るのは、そこに意味がないことを、本能的に人間は

 

 

 

 

知っているからなのです。

 

 

 

 

では、どうしたら満たされる人生になるのか?

 

 

 

 

それは、神様が与えた価値観に生きることです。

 

 

 

 

これは、他者への貢献以外にありません。

 

 

 

 

本来、商売というものも他者への貢献から

 

 

 

 

 

始まった物であり、その対価としてお金というものを

 

 

 

 

頂けるのです。

 

 

 

 

アンソニーロビンズが提唱した

 

 

 

 

 

シックスヒューマンニーズというものがあります。

 

 

 

 

 

これは、相対する6つの欲求が人間にはあるということ。

 

 

 

 

 

安定―――――――――――――変化

 

自己肯定感――――――――――つながり

 

成長―――――――――――――貢献

 

 

 

 

安定と変化は相対するものです。変化を求めすぎると

 

 

 

 

人は不安定になり、安定を求めます。

 

 

 

 

逆に安定ばかりだと、つまらなくなり変化を求めるのです。

 

 

 

 

自己肯定感と繋がりもそうです。

 

 

 

 

みんなと一緒じゃ無きゃ不安という気持ちと

 

 

 

 

自分は特別という気持ちで揺れ動くのです。

 

 

 

 

また、その人にとって、重要な価値観も異なります。

 

 

 

 

アンソニーロビンズが最も愚かな生き方は、

 

 

 

 

自己肯定感と成長を1番に考えている人間だと言っています。

 

 

 

 

では、どのように生きればよいのかというと、

 

 

 

 

成長とつながりを1番に持ち、そのことで貢献に気付くのです。

 

 

 

 

貢献することで、自己肯定感が満たされ安定を得て、

 

 

 

 

更なる挑戦をするために変化を求めるといった

 

 

 

 

循環が最も素晴らしい生き方だと思いますし、

 

 

 

 

これこそが、神様が私たちに与えた、心の満たし方なのです。

 

 

 

 

流石、虎たちはそのことを言語化することは無くとも

 

 

 

 

感じていたのだと思いました。

 

 

 

 

趣旨とは違うかもしれませんが、

 

 

 

 

この番組で人間としての大切なものを

 

 

 

 

天才たちの無意味な雑談から、

 

 

 

 

天才たちも気付きているのだと思いました。