ここ数日、嫌なことがあり非常に気持ちが落ちていた。
怒りがこみ上げ冷静な状態ではなかった。
思考は感情を放出しないと働かないことを知っていた私は、
自分の怒りが放出されていくことを数日間待っていました。
そして、ようやく「神様からのギフト」を頂くことが出来たのです。
大きな課題に対しての「謙虚さ」という形で乗り越えられたこと
自分自身の成長だと考えることが出来ました。
「神様のギフト」と先ほどお話ししましたが、これは何かと言うと
自分にとっての大きな課題です。
特に逃げ出したい課題は、神様からの期待の表れであり
克服できた時には、ギフトを受け取れたと私は解釈しております。
先日、ロンドンでセミナーを受けたアンソニーはこんなことを話してくれました。
人生は一瞬で変わる。何年掛けて人生は変わらない。
決断した時全ては変わるのだと・・・。
アンソニーはあれだけ、愛にあふれ、正義感の強い
素晴らしい方です。
しかし、そんな彼にも不幸な過去があったそうです。
それは、親からの虐待。
さらには、父親は母親に対しDVを行っていたそうです。
アンソニー少年はいつも震え、それをじっと見ているしかなかったそうでした。
父親は働くこともせず、お金も食料もない生活をしていました。
そんな時、町のボランティア団体の人が、家に訪ねてきて、
お金を渡そうと、チャイムを鳴らすと、父親が玄関に行き
「そんなものはいらない。出ていけ!」
とボランティアの方に怒鳴りつけたそうでした。
そのボランティアの方は震えているアンソニー少年を見て
「あなたのエゴで、子供たちに空腹な思いをさせるのか!!」
と激怒したのですが、父親はその言葉を聞かず
ボランティアの人を追い出したそうでした。
アンソニーそのあとにこう言いました。
私の父親は「神様のギフトを受け取らなかった」
だからこのような思考が、このような決断をしたのだ。
家族の世話が出来ない→自分に価値はない→家から出て行った
これがギフトを受け取れなかった人の思考。
しかし、アンソニーはこう考えたそうです。
とりあえず、食べ物がある。
そして知らない人でも思いやりのある人はいる。
その結果、アンソニーは一生懸命学び働き、
人の痛みの分かる感謝される人間になれたのだ。
アンソニーはその瞬間、父親に感謝が出来たと話してくれた。
最悪な日々が、一瞬にして最高の日になれたのだ。
私も、自分の過去に縛られている人たちを見ることがある。
貧乏で育った、親が働いていない、親が離婚した、仕事が恥ずかしいなどなど
その人にとって本当に苦しい過去が存在するのだ。
しかし、それは全て「神様からのギフト」だと分かってほしい。
どんな過去があったとしても、あなたにとってその経験は必要であり
だからこそ、あなたには幸せな人生が待っているということを。
決断した瞬間から全ては変化する。
今の瞬間から最高な日々を歩んでいけるのだから。