ルール

今朝、会社に出勤し駐車場に車をとめようとしたところ、他の車がとまっていました。

 

駅前の月極め駐車場なので、よくこういった方がいます。

 

私も仕事を邪魔された気持ちで「イライラ」して車の中や周りを見ていました。

 

社内には子供のカードゲームなどが入っていて、チャイルドシートもつけている軽乗用車。

 

私は仕方なく車を別の場所に移動させようと思ったとき、何気ない顔で運転手が戻ってきました。

 

私「ちょっと、ここうちが借りてる駐車場なんだけど。」

 

運転手「あ、すいません」

 

私「すいませんじゃないだろ(怒)分かってやってることじゃないか」

 

運転手は逆切れ寸前な顔で私をにらんできました。

 

私はこの後、お客様との待ち合わせがあったので、

 

「今後はとめないでくれ」

 

といいその場を離れましたが、正直腹が立ちました。

 

もちろん、わざとやったことでなければ、「すいません」ですませることはできます。

 

しかし、行為的にやっていて、ばれたら「すいません」ですますこういった

 

人間が許せない気持ちになってしまったのです。

 

このようなマナーすらできない大人が、子供を育てることができるのか心配になってしまいます。

 

ただ、私自身も、もっと成長しなければいけないことも感じました。

 

正しいのは、もちろん私です。

 

しかし、正しくないことをする人間は、悲しいですが世の中に多くいます。

 

そういった人と出会ったとき、正しいだけを表に出し感情を出すことはいけないことだと

 

反省しました。

 

ルールを守れない人や正しくない人と、遭遇した場合の対応を学ぶ気付きの勉強でした。

 

 

人間だからね。

今日、5年前に外壁塗装をして頂いた方の家に伺った。

 

ハウスメーカーのお家なのですが、建てたハウスメーカーで

 

リフォームをすることになったそうです。

 

ですが、お客様は晴れない表情を浮かべていました。

 

話をしていくうちに、分かったのですが、この3年間で

 

家族がいなくなってしまったのです。

 

この方のお家は、ご主人とその両親、奥様の4人家族でした。

 

3年前にお母様が亡くなり、その1年半後にお父様が亡くなったそうです。

 

そして、今年の1月に奥様までも、亡くなってしまったとのこと。

 

リフォームの契約は去年にしていたみたいで、きっと奥様と楽しみにしていた

 

イベントだったと思います。

 

しかし、今となってしまっては、その楽しいはずだった行事すら、虚しい気持ちになって

 

しまったのでしょう。

 

私は、言葉を失いました。きっと、この方の気持ちになったら、どんな言葉が良いのか

 

分からなかったから。

 

想像を絶する、その方の気持ちに寄り添うことができませんでした。

 

どんな、良い車に乗っても、豪邸に住んだとしても、きっと満たされないんでしょう。

 

幸せというものは、物質やお金では代えられないものなのです。

 

改めて確認をさせて頂く出来事となりました。

 

私たち業者です。でもその前に人間なのです。

 

関わりのある方が、目の前で苦しみ悲しんでいる姿を見たとき、

 

私はいたたまれない気持ちになってしまいました。

 

試練を乗り越え、またこの方に1日でも早く晴れ晴れとした心を取り戻してもらうことを、

 

私は願っています。

労働の対価

先日、お客さまのところにお伺いし、お話をしていました。

 

すると、「姉の家が、近所の塗装屋さんに頼んだけど、2,3年で汚れちゃって・・・・」

 

「手抜き工事をされたのね」

 

と話していました。

 

私はこのようにお答えしました。

 

「きっと、職人さんは仕事というものは労働に対しての対価としか思っていません。

 

ですから、意味を持って塗装をしていないことが多いのです。たとえば下塗りにどんな効果があるのか?

 

仕事の工程には意味があり、行っています。しかし、知識を持たない職人は、仕上がりだけを重視し

 

仕事を行うことが多いのです。お客さまにとっての価値あるものを提供するということが、

 

身についていないのだと思います。」

 

と答えました。

 

本当にその通りで、労働に対しての対価の人間と、価値あるものに対して提供しようとする

 

 

人間とでは、お客様の満足が変わるということです。

 

私たちも常にお客さまのニーズにこたえていきたいものです。