運を磨く

松下幸之助さんの有名な言葉で

 

 

 

成功した3つの理由というものがあります。

 

 

 

それは、貧乏だったこと、学歴が無かったこと、身体が弱かったこと

 

 

 

をあげています。

 

 

 

普通の人なら、出来ない理由にするのだはないでしょうか?

 

 

 

 

貧乏だから出来ない、学歴が無いから出来ない、身体が弱いから出来ないと。

 

 

 

 

流石、天才は違うな~と思ったかもしれませんが、松下幸之助さんの

 

 

 

 

ことを調べてみると、実は最初からこの考え方を

 

 

 

 

持てたわけではなかったようです。

 

 

 

 

松下幸之助さんも私たちと同じように、不平不満を言っていたそうです。

 

 

 

 

 

小学校もまともに通うことが出来ず、丁稚奉公に出され読み書きもろくにできないまま

 

 

 

 

 

社会に出て、起業を決意したとき手元には数十円しかなく、店舗も設備もなく、

 

 

 

 

仕入れもままならない状態。

 

 

 

 

そして健康は生まれつき病弱で重い荷物を持つことも出来ず、季節の変わり目には

 

 

 

 

床にふすこともしばしばあったそうです。

 

 

 

 

 

そんな状況の中で、松下幸之助さんも「なぜ、私だけがこんなにも恵まれていないのか?」

 

 

 

 

とため息をついていたそうです。

 

 

 

 

 

 

しかし、過ちを繰り返す中で、自身と向き合いたどり着いた

 

 

 

 

考え方が、無いもを活かす方法はないかということでした。

 

 

 

 

それ以来、幸之助さんは無いものに目を向けるのではなく

 

 

 

 

あるものに目を向けたそうです。

 

 

 

 

そしてその逆境こそが未来をひらく原動力になったそうです。

 

 

 

 

松下幸之助さんと言えば、電球ソケットですが、この考え方をしたことで

 

 

 

 

電球ソケットで成功するのです。

 

 

 

当時、市場には既製品が溢れており、最新の設備や大量の資金が無ければ

 

 

 

 

太刀打ちできなかったそうです。

 

 

 

 

しかし、松下幸之助さんは限られた資源を工夫し、

 

 

 

 

誰にでも使いやすく、手ごろな製品を考案したそうです。

 

 

 

 

その地道な努力が実を結び、成功に導かれたわけです。

 

 

 

 

資金が無いからこそ無駄を徹底的に省く知恵が身につき、

 

 

 

 

学歴が無いからこそ、現場で学びながら工夫を凝らす姿勢が培われました。

 

 

 

 

そして身体が弱いからこそ、自分1人の力に頼らず周囲と協力し合う術を学んだそうです。

 

 

 

 

 

このような経験から、松下幸之助さんはこのような信念が生まれたそうです。それは、

 

 

 

 

足りないものこそ自分を育てる最大の資源であると。

 

 

 

 

 

私たちは、思い通りにならない人生を嘆くことばかり。

 

 

 

 

 

しかし、無いものこそ、神様からの贈り物なのかもしれません。

 

 

 

 

松下幸之助さんは、運を磨く方法として次の3つも言っています。

 

 

 

 

まずは、どんなことにも感謝をする心。

 

 

 

 

例え、不幸のどん底でも、この状態に感謝出来る心を持てる自分でいること。

 

 

 

 

 

次に、失敗から学ぶこと。私たちは、日々の中で間違えた行動をしてしまいます。

 

 

 

 

物事がうまくいかず、他人にあたったり、嫌な態度を取ったり。

 

 

 

 

また、目も当てられないような失敗をしたときには逃げたくなります。

 

 

 

 

しかし、そんなときこそ学びに変えるのです。

 

 

 

 

なぜ、あんな嫌な態度を取ってしまったのか?あの失敗は何がいけなかったのか?

 

 

 

 

 

など、深く考える必要があります。

 

 

 

 

 

そして最後は、他人のために何が出来るか?です。

 

 

 

 

 

仕事とは、人が悩んでいるものを解消することです。

 

 

 

 

 

その対価としてお金を頂くわけです。

 

 

 

 

 

また、貢献欲求というものが私たちにはあります。

 

 

 

 

 

損得ではなく、尽くす心を持つことが、結果的に

 

 

 

 

お金も自身の心も満たすことになります。

 

 

 

 

 

昨今では、仕事とは搾取することを考えている企業もあります。

 

 

 

 

搾取するほどまでの気持ちは無くとも、人に尽くす心が薄れ、

 

 

 

 

自分さえ良ければよいという考えてきな商売は、結果として反映もしなければ

 

 

 

 

満たされることもないのです。

 

 

 

 

私たちは松下幸之助さんのような素晴らしい先人を見習い、

 

 

 

 

残して頂いた教えを、しっかり心に刻み、運を磨く努力をしていきましょう。