真面目な人ほど・・・

昨日、一昨日とメンターリングのワークセミナーに参加してきました。

キャビンアテンダントや大学の先生、一流企業のサラリーマン、セラピスト、カウンセラー

など普段では交流のない方たちとの、ワークは本当に楽しい時間でした。

そんな中、50歳前後のTさんの問題は、娘との距離。

娘との会話が全くなく、そっけない態度を取られてしまうとのこと。

実はその裏側には、奥さんとの大きな距離を感じていたという大きな問題でした。

Tさんは、エリートサラリーマンで単身赴任をし、土日家に帰るそうです。

また、普段はいつも笑顔で、物腰が柔らかく、
さらに、関西人ということもあり、ボキャブラリーも ある、凄く優しい方です。

そんなTさんの深いテーマ。

実は8年前からこんな状況が続いているとのこと。

ワークでその状況を再現して頂いたのですが、緊張感のある空気でした。

きっかけは、奥様が心の病気をしたころからだということ。

きっと、旦那さんが居ない間、子育てと家事、それ以外でも大きなストレスを抱えていたのでしょう。

その奥様に愛を伝えるというワークでした。

20人近くいる中、奥様役の方に「母さん、俺は母さんの笑顔を見ることで仕事が頑張れるんだ。
お前じゃなきゃだめなんだ。」

と不器用な中年男の「愛の告白」に、みんなが拍手を送った。

女性陣はもとより、私たち男性陣も感動をした。

ある女性からは「2回目のプロポーズを奥さんにしろ!」と激を飛ばされ、

帰りにTさんは、「帰って言います。」と断言して帰りました。

いつも笑顔で優しいTさん。誰よりも家族想い、家族の為に生きてきたTさん。

頑張れ!!

自分が正しいと感じたとき権力を振りかざす。

私は、車で移動することが多く、首都3県くらいは、簡単に車で行ってしまう。

ただ、その一方で土地勘のないところは、間違えて交通違反をしてしまうこともある。

例えば、一方通行を逆に走ってしまったということ。

これは、数回あるが、このとき必ず誰かが居ると、凄い怒られ方をする。

例えば、そこを通りがかったおじさんが、車の前で両手を大きく広げ、車を止め怒鳴られることもあった。

タクシーの運転手にも、凄い剣幕で怒られた。

私は、いつも不思議に思っていた。全くの他人に対し、そこまでの暴言を吐くことが。

アドラー心理学に書いてあったことだが、人は他人と競い合うことで、権力争いをしているそうだ。

特に正しいと感じたときは、権力を最大限に振りかざすらしい。

誰もが一方通行をわざと逆に走る行為などしない。

もちろん私自身もやりたくない。

事故を起こしたならともかく、車もあまり通らないようなところを走っていたら、
この人は、間違えたんだなと気付くはずだろう。

ましてや、ナンバーを見れば、この辺の土地の人間じゃないことも分かるはず。

「ここは一方通行ですよ」と言って頂ければ分ることだし、目的はルールを守ることにある。

ただ、そのことで分ったことは、世の中劣等感を感じている人は多くいるんだな~。

正しいことを言うときほど、気を付けないといけませんね。

カウンセラーとアドバイザーの違い

少し前に、テレビを見ていたら離婚カウンセラーが2回目の離婚をしていたという

 

どうでもいいニュースが流れていた(笑)

 

私もそのテレビを真剣に見ていたわけではないので、細かいところは分からないが

 

このカウンセラーがこんなことを言っていたそうだ。

 

「1回の離婚だけではカウンセラーとしておこがましい。2回離婚したことでカウンセラーとして箔がついた。」と話していた。

 

私はそれを聞いて、それはカウンセラーではなく、アドバイザーだろうと思ってしまった。

 

何が違うのかおわかりだろうか?

 

アドバイザーと言うのは、経験則から物事を言う人。

 

カウンセラーは、本人の中から答えを導く人。

 

全く違うのだ。

 

この人の発言はもしかしたら自分を癒すための強がりだったのかもしれないが、
カウンセラーを名乗っているのなら、2回離婚してはくがついたと言っていることが、おこがましい!!

 

100人いたら、100通りの理由があり、受け方がある。

 

人が傷ついているとき、経験則で分かったような言い方をされる方がよっぽど傷つくのだ。

 

カウンセラーはその人の心を癒し、未来に導く人のことだと私は考えている。

 

私の実体験だと、心を全く分からない人たちが、心のお仕事をしている人が多くいる。

 

もう少し心の勉強をして頂きたいものだ。