皆さんは「ミグ25事件」という事件を知っているでしょうか?
昭和51年9月6日にソ連の現役将校である、
ヴィクトル・ベレンコ防空軍中尉が日本の北海道に強行着陸をし
亡命した事件です。
実はこの事件の裏に、アメリカと日本の外務省で
こんなやり取りがあったことをご存じでしょうか?
当時、アメリカとソ連は冷戦時代。
アメリカの戦闘機はファントム、ソ連の戦闘機がミグでした。
ソ連のミグはアメリカのファントムよりも早く、当時世界最速。
アメリカはどうしても、ミグの最速の理由を知りたかったのですが、
なかなか、それを知ることが出来ません。
そこで、アメリカは日本の外務省に連絡をしミグの最速の秘密の
リサーチを求めてきたのです。
外務省は相当頭を悩ませたそうです。
当たり前ですが、アメリカには世界一の情報機関CIAがあります。
CIAがあるアメリカでも、分からないことを日本の外務省がリサーチするのは
至難の業です。
しかし、外務省の1人が、神戸市のお寺の住職である中村公隆さんに連絡をしました。
中村さんは「ミグを呼べばよいでしょう」とお伝えしましたが
外務省からすれば、アメリカの傘下の日本にミグが来るということは
爆撃を落とすようなことが無い限り来ることは無いと思ったそうです。
そんなことが有れば第3次世界大戦が起こりかねないような状態です。
外務省は無茶苦茶なことを言うと思ったでしょう。
しかし中村和尚は、「1週間時間をください」といって
火を焚き、祈祷を始めたそうです。
そして、ソ連兵の中から、亡命したいソ連パイロットの意識と繋がり
見つけたそうです。
そして、ちょうど1週間後の昭和51年9月6日にミグ事件が起こったのです。
そのことで、アメリカが欲しがっていたミグを手に入り
ファントムが世界最速の戦闘機になったそうです。
私はこの話から、やはり意識の凄さを感じました。
日常生活している中でも、どのような意識をしているかがとても大事なのです。
心理学でいう集合的無意識というものがありますが、
私たちの想いは、他者や物、空間と繋がっております。
そのことで、他者の無意識にアクセスをしたり、物を形にすることが出来ます。
同じ仕事をしていても、願いや想いを込めることで、出来事は大きく変化します。
私たちは日々を生きていながら、常に奇跡を起こせることを教訓とする出来事ではないでしょうか。