私が、尊敬してやまない中村天風の有難い言葉を紹介いたします。
中村天風さんは、自身の信念で不治の病を克服し、奇跡のようなことを
何度も起こした。
その天風さんが、残した言葉には力があり、人間真理を教えてくれています。
私が以前、絶望していた時に、救われた天風さんのお言葉です。
もし現在、不安や悩みなどが少しでもある方は、天風さんの言葉の意味を
理解して、読んでみてください。
「自分がやりたいことを人に相談したら
受け付けられなかったり、また自分の思ったことが
思うように出来なかった時なんかには、
普通の人間だったら誰でも失望や落胆をする。
そういうときに、あなた方はたいてい
何とかして失望、落胆したことを取り戻そうと、
その出来事なり事情なりを解決する方へ
手段を巡らすことが先決問題だと思うだろう。
それが間違いなんだよ。
一番必要なことは、もしもこの出来事に対して意気消沈し、
意気地をなくしてしまえば、
自分の人生は丁度流れのなかに漂う藁くずのような
人生となって、人間の生命の光明が
消えてしまうということを思わなきゃいけないんだよ。
失望や落胆している気持ちの方を顧みようとはしないで、
失望、落胆をさせられた出来事や事情を解決しようとするから、
いつまでも物になりやしない。
つまり順序の誤りがあるから駄目なんだ。
およそ人生の一切の事件は、ほとんどそのすべてが自己の心の力で解決される」
如何でしょうか?
私自身も問題に目が向き、それを何とかしなければと
頑張るのですが、不安や恐怖の中で汗っても良い結果に結びにくいです。
しかし、自身の落胆した心の処置をしたとたん、出来事がどんどん良く
なったのを感じた経験がありました。
この言葉で勇気づけられる人が1人でも居たなら
私もきっと天風さんも嬉しいはずです。