両親へ

営業初心者の母親が初契約を頂いた。

やった、やった~、すごい、すごいよ!!

でもね、あなたが出来ること本当は分かっていたよ。

あなたなら出来るって信じていた。

契約を頂いたことも、もちろん嬉しい。でもそれ以上に嬉しいのは

あなた自身、自己重要感を感じられる場ができたこと。

それを、私が提供できたこと。本当にうれしかった。

思えば、10年前、右も左も分からない世間知らずの私が、

矢面に立たなければならなくなったこと。

あの頃、あなたたちを恨むことでしか生きていけなかった。

誰かのせいにしなければ、生きていけなかったんだ。

死ぬか、生きるか、つらい時間を何年も過ごした。

その中に、何度もサポートしていただいた方と巡りあい、私は「感謝」を覚えた。

でも、今からから考えれば、その方たちに出会えたことも、

きっとあなたたちが見守ってくれてたからだよね。

それに気付かず、ずっとあなたたちを否定し続けた。

私は、あなたたちを親として失格だと暴言を何度も吐いた。

でもね、今、世間様から人並みに認められる私がここにいることに気付いた。

ラジオにも出させて頂き、新聞にも載った。セミナーの依頼のお話も頂いた。

尊敬する椎名先生の本の題材にもさせてもらえることにもなった。

あなたたちは、恨まれるという手段を使って、私に試練を与えてくれた。

そして、世間様に認めて頂ける私を育ててくれた、立派な親だったんだと気付いた。

あなたたちの、深い愛を感じたとき、偉大さを感じた。

きっと、私とは比べ物にならないくらいの愛を持っていたんだね。

だから今、父親と母親に自己肯定出来る場を提供できたことが、本当にうれしい。

あなたたちに比べたら、わずかかもしれない。

でも、私にとってあなたたちに出来る最大のプレゼントなんだ。

この、数年間、あなたたちに一生分の否定をしてきた。

だから、これからは一生をかけてあなたたちを肯定していける。

いつまでも、尊敬できるあなたたちを誇りに思うよ。

あなたたちの息子に生まれて良かった。ありがとう。