「聞いてくださいよ。」
「この前のお客さん、あそこもやっといてって言うから、後で追加出したら、怒ってるんですよ」
「こっちが怒りたいですよ。」
こんなことを言っていた、私の知り合いの業者さんがいました。
私は内心、「そりゃあ、怒るだろう。取り決めは工事前に行わなければ・・・・」
その方に、先日工事の発注を行いました。
発注内容は、解体工事と大工工事だったのですが・・・・
解体途中、壊していたら、「解体のからみ上、こっちまで壊れちゃうんですけど」
私は「しょうがないよね。お客様は大丈夫だから、そっちまでやってくれる」というと
「分かりました」といい、解体した後に、あそこだけで〇〇万です。
さらにそこを直すのには、彼のいいなりになっていたら
その倍はかかるだろうと、私は自分で見積もりました。
「ちょっと待ってくれこちらもお金を出さないという気持ちはない。」
「しかし、その工事を受けたあなたにも責任はあるはず。」
「多少の痛み分けはしてほしい。」というと、
そんなの無理ですよ。それは元請けが出すのが当たり前でしょ。
全く話にならなかったのです。
自分が受けた仕事に対し、責任を持ってやれないのです。
当たり前に儲けはほしいがリスクは負わない、自分の現場調査の甘さや、
事前のリスクに関しては、一切話していなかったことに、責任があることを理解していないのです。
なるほど、これでは、お客様とのトラブルが途切れないわけだ。
結局、こちらとしては、彼が痛まないような形で治めることにしました。
責任感の無い人間は、親会社だろうが、子会社だろうが関係なく、周りに迷惑をかけ、
自分の「在り方」が悪徳業者になっていることを理解していないのです。
悪気がない分、たちが悪いというか・・・・・
大変な目に合ってしまいました(苦汗)