一般的に意志が強い人は褒められたり尊敬されたりします。
確かに、意志が強いのは立派なことです。向上という面からすれば
良いと判断されるでしょう。
しかも、意志を強く持って生きてきた人は、ずっと意志を強く持ち続ける傾向があります。
もちろん素晴らしいことですが、その方にとっては本当に幸せなのでしょうか?
先日一緒に学んだ方にこんな人がいました。
元キャビンアテンダントで、今は主婦をしながら、会社を行っている方です。
キャリアからしても当然素晴らしいですし、お会いしても気さくで、謙虚な
とっても素晴らしい方でした。
誰が見ても立派な人です。
しかし、彼女の悩みはキャパを超える仕事を引き受けてしまうこと。
メンタリングの学びの中で断るという手段を身に着けたものの、
今度の悩みはストレスに弱い自分を強化することなのです。
そう、ここまで強い意志で頑張ってきた彼女はこれからの人生も、そうやって
頑張ろうとしているのです。
こうなると超人を目指すの?と聞きたくなってしまいます。
ここで必要なのが匠な意志です。
匠な意志というのは柔軟な意志とも言います。
人間には限界があるということを知らなければいけません。
また、強みと弱み、得意、不得意があることも・・・・
ストレスに弱い自分を強化するのではなく
ストレスに弱い自分を知ることなのです。
そのことで、ストレスに対し対応すれば良いのです。
ストレスがかかりにくい思考を持つとか、
発散方法を身に付けるなど。
強い意志だけでは乗り越えられない問題はいっぱい出てきます。
強い意志で頑張れるのはせいぜい30代前半まで。
そこまで頑張れた人は匠な意志を持つことをおススメします。