人間だからね。

今日、5年前に外壁塗装をして頂いた方の家に伺った。

 

ハウスメーカーのお家なのですが、建てたハウスメーカーで

 

リフォームをすることになったそうです。

 

ですが、お客様は晴れない表情を浮かべていました。

 

話をしていくうちに、分かったのですが、この3年間で

 

家族がいなくなってしまったのです。

 

この方のお家は、ご主人とその両親、奥様の4人家族でした。

 

3年前にお母様が亡くなり、その1年半後にお父様が亡くなったそうです。

 

そして、今年の1月に奥様までも、亡くなってしまったとのこと。

 

リフォームの契約は去年にしていたみたいで、きっと奥様と楽しみにしていた

 

イベントだったと思います。

 

しかし、今となってしまっては、その楽しいはずだった行事すら、虚しい気持ちになって

 

しまったのでしょう。

 

私は、言葉を失いました。きっと、この方の気持ちになったら、どんな言葉が良いのか

 

分からなかったから。

 

想像を絶する、その方の気持ちに寄り添うことができませんでした。

 

どんな、良い車に乗っても、豪邸に住んだとしても、きっと満たされないんでしょう。

 

幸せというものは、物質やお金では代えられないものなのです。

 

改めて確認をさせて頂く出来事となりました。

 

私たち業者です。でもその前に人間なのです。

 

関わりのある方が、目の前で苦しみ悲しんでいる姿を見たとき、

 

私はいたたまれない気持ちになってしまいました。

 

試練を乗り越え、またこの方に1日でも早く晴れ晴れとした心を取り戻してもらうことを、

 

私は願っています。

労働の対価

先日、お客さまのところにお伺いし、お話をしていました。

 

すると、「姉の家が、近所の塗装屋さんに頼んだけど、2,3年で汚れちゃって・・・・」

 

「手抜き工事をされたのね」

 

と話していました。

 

私はこのようにお答えしました。

 

「きっと、職人さんは仕事というものは労働に対しての対価としか思っていません。

 

ですから、意味を持って塗装をしていないことが多いのです。たとえば下塗りにどんな効果があるのか?

 

仕事の工程には意味があり、行っています。しかし、知識を持たない職人は、仕上がりだけを重視し

 

仕事を行うことが多いのです。お客さまにとっての価値あるものを提供するということが、

 

身についていないのだと思います。」

 

と答えました。

 

本当にその通りで、労働に対しての対価の人間と、価値あるものに対して提供しようとする

 

 

人間とでは、お客様の満足が変わるということです。

 

私たちも常にお客さまのニーズにこたえていきたいものです。

あ~良かった!

最近、社員に対しての関わり方が、分からなくなってしまっていました。

 

どのように接すればいいのか?

 

また、どのようなことに目をつむり、どのようなことで叱るべきなのか・・・・・

 

それを間違えると、社員の気付きが無くなってしまい、自分が社長に嫌われていると

 

感じてしまうからだ。

 

そのことを、兵庫県の先輩社長さんと話をして、気付かせて頂いたのだ。

 

もちろん、私は未熟な社長であるから、間違ったやり方で、社員を叱っていた。

 

しかし、先輩社長さんとそのことについて話をさせて頂いて、大きな気付きがあった。

 

心の中でスッキリした気持ちになり、「あ~、良かった」と心でつぶやいた。

 

私自身の未熟さで、社員を傷つけてしまっていたかもしれない。

 

自分の間違えに気付き本当に良かった。

 

さすが、私が尊敬する大先輩の森下社長!!

 

 

少し話しただけで、私の問題を見抜いてしまうとは。

 

 

私も少しずつ成長し、森下さんのような立派な社長になっていこう。