権威的な人の言葉

先日、かなり久しぶりに、営業の現場に出ました。

 

訪問したお家のお客様は私の親世代の方で、こんなお話をしてくれました。

 

「私は、過去姑に苛められ、うつ病なんです。だから、何もできないんです。」

 

私「うつ病って誰が決めたんですか?」

 

お客様「お医者さんに言われました。後、この家に居たら一生治らないらしいんですよ。早く入院しなければいけないんですけどね・・・」

 

私は、この言葉から医者に対し怒りを感じました。

 

 

自己否定が強い人でしたので、エネルギーは低かったのですが、決してうつ病ではないし、この家に居たら病気が治らないという事もないからです。

 

 

 

私はそのお客様にそれは違いますとお話し、うつ病でもなければこの家に住んでいても、状態は良くなりますというお話をし、簡単なメンタリングをし帰ってきました。

 

 

医者の立場からすれば、病名を付けることが仕事かもしれないが、そのことで患者が病気だという、認識をさせてしまう。

 

 

 

また、ここに居たら治らないなんて、軽率な言葉をかけることがどれだけ罪なことかを考えられないのは、精神科医として本当に問題だと感じました。

 

 

そんな言葉より、患者に寄り添い、承認する言葉で病名を付けなくても立ち直れる人がいるかをもっと知って頂きたい。

 

 

私のところに来る方は病院よりよっぽど分かってくれるし、こっちの方が良いと言って頂けます。

 

 

私は、お金を取ってメンタリングはしておりません。しかし、病院より良い部分があるとすれば、患者様に寄り添い、理解をすることです。

 

 

 

誰もが出来ることをやるだけ。それだけで多くの人が救われます。

 

 

もう少し患者を大事に扱ってほしいものです。