企業の在るべき姿。

最近、忘年会の時期になり、いろいろなところに呼ばれます。

先日も色々な社長様が集まる忘年会に誘われた。

そこで、必ず話題になるのは、売上の話です。

毎回のことながら、私は皆様の前であまりそういった話が好きではないので、聞いているのですが、

今年は、よく聞いているとみなさん売り上げが下がったという話だったようです。

毎年、自信に満ちあ売れている方々が、今年はあまり勢いがないようでした。

そのような話を聞いていると、私のほうに話が振られ、「及川君は景気が良いんだってね。」

と聞かれたので、「何も変わっていませんよ」と私が言うと、

「話は聞いているよ。どうしたらそのように売り上げを伸ばせるの?」など何度も聞かれました。

2名ほど個人的に後で会いたいということまで言われたのですが、

私は本当に特別なことをしていないのです。

何年も前から同じことをしてきただけなのです。

ただ1つ起業して分かったことがあります。それは商品、サービスは好きな人に売ることが本当の

商売だと感じたのです。たまに、「あの人からは、お金は取れない」という方がいますが

それは、大きな間違えです。なぜなら、自分の商品サービスが本物で貢献できるものであれば、

自分が好きな人に売るべきなのです。

そのことで、相手の価値を満たし、こちらも対価を頂けるわけですから。

それを、好きでもない人に売るから、おかしなことになります。

相手の価値も満たせず、こちらも嫌な思いをする。その人のために商品を売っていないのです。

好きな人だから、サービスができます。好きな人だから心を込めた商品を提供できます。

商品、サービスは誰にでも売ってはいけないのだと思います。

私自身も、商品、サービスは好きな人からでないと購入しません。

たとえば、いつもお世話になっている、椎名先生からはトータルで考えると相当な金額を

払っています。しかし、「金を使っちゃった」という後悔や「金返せ」という気持ちは一切ありません。

それどころか、「感謝の気持ち」しかないのです。

いつも私の悩みを聞いてくれる古林先生(見てるかな?笑)もそうです。いつも勇気付けてくれ、

希望を与えてくれます。私よりも年齢も経験、知識などもはるかに上なのに、

私よりも下の位置から物事を教えてくれます。

お金はエネルギーです。良いエネルギーを入れるのか、

悪いエネルギー(嫌な人から商売したり、不本意な商売をしている)を入れるかだけです。

ただ、私の経験上、悪いエネルギーを入れている人は、大体、衰退化しているように感じます。

表面的な売り上げや、物質にとらわれているから、

本質が見えなくなってしまっている方々が多いようです。

やはり、ドラッカーのいうように、在り方が全てのような気がします。

私はこれからも好きな人と商売をし、良いエネルギーを回していく。

好きな人が喜んでくれるために、もっと高いサービスを追求し、喜んでもらう商品をそろえていく。

単純でシンプルな話ですよね(笑)