景観が崩れていった街

2年前に施工したお宅にお伺いしてみると・・・・

すごく残念なことが起きていました。

弊社が塗ったそのお宅はすごく綺麗で品のあるお家で、

我ながら素晴らしい工事をするなと関心しておりました。

その方のお家は住宅街で、周りのお家も塗り替えをしているのですが、

まるで子供がクレヨンで塗りたくったような、色と品のなさ。

このような景観の中、お客様はどのような気持ちなのかなと考えてしまいました。

その住宅街はある訪問販売会社がメインで塗装工事を受注しています。

先日もそこの営業が弊社の営業に話しかけたそうです。

内容は受注数の自慢です。全く羨ましくない自慢です。

だって、私たちとは、全く志が違います。契約を取ることがゴールではないからです。

仕事をさせて頂き、お客様が満足するサービスを提供できたときに

私たちはこの仕事をやっていて良かったと思います。

契約がゴールの会社には、一緒に色選びをするという気持ちや丁寧な仕事をする気持ちはきっと

ないのでしょうね。私たちの仕事は街並みすら変えてしまう、重要な仕事だと改めて感じました。

あ~ぁ、あそこの住宅街を私たちで工事が出来ていたらな~。

あんなに悲しい気持にはならなかったのに。

貢献のない会社の恐ろしさが分かった出来事でした

 

幸せの呪文

先日ある方と話をしていました。

その方と話をしていると、こんなことを言っていました。

「最近、その辺を歩いていて、すれ違った人の幸せを願うようにしている」と

私は最初「ふぅ~ん」という感じで、さすがに「全くの他人の幸せは願ったことがないな~」

と思い聞いていました。

もちろん、社員や家族、友達などかかわった方の幸せを願うことはありますが・・・・・

そんなことを、頭の隅っこにおいて、スポーツジムに行くと、

スタジオに100人以上、トレーニングされる方がいました。

その時、その話を思い出し、この方たちが幸せになれますようにと心の中で願ってみました。

すると、私の頭に一つの疑問が・・・・

「ここにいる方たちが全員幸せになったら、この方たちに関わる人たちも幸せになって、

すごいことが起きるぞ!!」と思うと、すごくわくわくしてきました。

なるほど、他人の幸せを願うことが自分の幸せになる。

心がわくわくし、心が豊かになれる。

すごく良い話を聞いた気がしました。

手軽で、お金もかからなく幸せな気持ちになれる。

ぜひ、皆様もやってみてください。

 

両親へ

営業初心者の母親が初契約を頂いた。

やった、やった~、すごい、すごいよ!!

でもね、あなたが出来ること本当は分かっていたよ。

あなたなら出来るって信じていた。

契約を頂いたことも、もちろん嬉しい。でもそれ以上に嬉しいのは

あなた自身、自己重要感を感じられる場ができたこと。

それを、私が提供できたこと。本当にうれしかった。

思えば、10年前、右も左も分からない世間知らずの私が、

矢面に立たなければならなくなったこと。

あの頃、あなたたちを恨むことでしか生きていけなかった。

誰かのせいにしなければ、生きていけなかったんだ。

死ぬか、生きるか、つらい時間を何年も過ごした。

その中に、何度もサポートしていただいた方と巡りあい、私は「感謝」を覚えた。

でも、今からから考えれば、その方たちに出会えたことも、

きっとあなたたちが見守ってくれてたからだよね。

それに気付かず、ずっとあなたたちを否定し続けた。

私は、あなたたちを親として失格だと暴言を何度も吐いた。

でもね、今、世間様から人並みに認められる私がここにいることに気付いた。

ラジオにも出させて頂き、新聞にも載った。セミナーの依頼のお話も頂いた。

尊敬する椎名先生の本の題材にもさせてもらえることにもなった。

あなたたちは、恨まれるという手段を使って、私に試練を与えてくれた。

そして、世間様に認めて頂ける私を育ててくれた、立派な親だったんだと気付いた。

あなたたちの、深い愛を感じたとき、偉大さを感じた。

きっと、私とは比べ物にならないくらいの愛を持っていたんだね。

だから今、父親と母親に自己肯定出来る場を提供できたことが、本当にうれしい。

あなたたちに比べたら、わずかかもしれない。

でも、私にとってあなたたちに出来る最大のプレゼントなんだ。

この、数年間、あなたたちに一生分の否定をしてきた。

だから、これからは一生をかけてあなたたちを肯定していける。

いつまでも、尊敬できるあなたたちを誇りに思うよ。

あなたたちの息子に生まれて良かった。ありがとう。