私の家では、5匹の犬がいます。
その内3匹は超大型犬で2匹は中型犬です。
彼らの性格を見ると様々で、皆個性があり
しかし、調和も取れているのです。
ですから、1匹1匹がノビノビと生活しており、
大きな争いごともなく、尊重し合って生活しています。
私も、調和がとれている犬社会を見ていると、
どうしてこんなにも、調和がとれているのかを考察
してみました。
やはり、1番大きいのはボスであるフラットコーデットレトリバーの
蓮くんの存在だと感じます。
彼の性格は陽気でエネルギッシュ、優しくて頭の良い犬です。
この子は、犬に好かれることが多く、とくに子犬たちには
蓮くんを慕い、真似をします。
そして一緒に遊んであげることもします。
ウザがらみをされても決して起こらず、
相手が攻撃的になっていない場合は、絶対に怒らないのです。
以前、川遊びをしているとメスのシェパードが蓮くんに恋をし、
ずっと追いかけまわされていました。
蓮からすると、川遊びは私を独占できる特別な時間。
蓮の気持ちには私と遊ぶことしかないのですが、
そこにシェパードがずっと付きまとうのです。
しかし、そんな大切な時間でも、蓮くんはシェパードに怒ることなく
ただただ、私との時間だけを楽しむといった、自分にとって
何が大切なのかをしっかり分かっている子です。
とはいっても、ここぞというところでは、怒ることもあります。
No2のグレートピレニーズのパールくんは、やんちゃで攻撃性もある子です。
この子は、犬社会の一般的なボスタイプで力で支配するタイプの子です。
しかし、この子が攻撃的になると必ず、蓮くんは怒りパールを
抑え込みます。そのことで、パールの支配的な統制が無く
パール自身も、蓮くんの調和の中で生きていますので、
他の子に、支配的になることがないのです。
また、こんなこともありました。
日本スピッツのヒメちゃんが、ドックランで他の犬に
絡まれていると、蓮くんが助けに行くのです。
こういったところが、他の犬たちの信頼を貰えるところなのでしょう。
普段は優しいし、エネルギーがあり楽しい子。
しかし、いざというときには、立ち向かう勇気がある賢い犬。
こんなことを言うと笑われてしまうかもしれませんが、
私は、ある意味この蓮くんを尊敬し、見習うところがあると考えています。
物事を悪く取らない思考が、調和を作り、生活しやすい環境を作る。
口では簡単に言えますが、なかなか簡単なことではありません。
最近では、子犬で日本スピッツのハクちゃんが仲間に加わりました。
ビビりですが、やんちゃで楽しことが好きで、気が強い少しわがままな子です。
多分1匹でこの子を買うと、ビビりでうちの人にストレスをぶつける犬になったようにも見えます。
しかし、大きい子たちがいるお陰で、楽しいが先行し、どんどん新しいことが出来るようになっています。
外に行くことすら、怖くてできなかったのですが、
みんなと散歩することが楽しくなり、散歩も出来るようになりました。
プールでの泳がせると、みんながやっているので
やはり恐怖よりも、チャレンジしたい気持ちが上回り
生後4ヶ月で泳ぎも完璧になったのです。
このハクちゃんが今1番大好きなのが蓮くんです。
ハクは他の犬たちからすると、困ったちゃんで
先日もパールに絡んでいて、どのように接してよいか
分からないパールだったのですが、少し遊んであげようとしたところ
ビビりのハクは、大きな声でキャンとなくのです。
そうすると、パールもどうしてよいか分かりません。
しかし、その辺りも、うまく遊んであげられるのが蓮くんです。
散歩のときも先頭を行く蓮くんに嬉しそうに飛び跳ねてついていきます。
散歩途中で、私に蓮くんがかわいがられると嬉しくてテンションが上がり
地面に身体をこすりつけ、ゴロンと横たわります。
それを見たハクは、テンションが上がり、蓮くんの上に乗るのですが
全く怒ることなく、楽しいを共有しているのです。
ハクは、性格的に育てるのが難しい子だと感じたのですが、
蓮くんはじめ、周りの子たちが、調和の中でハクに教育をし
楽しさのなかで。うまく成長させてくれています。
調和的統制は、これほどまでに影響を与えるのだと
改めて学んでいるところです。
本物のリーダーとは、エネルギッシュで楽しく
そして優しく、勇敢で頭が良く純粋な心を持つこと。
真理を学ぶ中でも、そういったことが大切だと感じていましたが、
蓮くんがそれを実践して、教えてくれているのです。
私は、この愛する犬たちに囲まれ、常に癒しと学びを
与えt貰っています。