意味を持つことでの成長

昨日、うちの事務員の女の子がずっと泣いていた。

 

 

一人で事務所で作業をし電話対応をしていたのだが、

 

 

品の悪い問い合わせの人に、ひどい暴言を言われたらしい。

 

 

ピュアで真面目な彼女にとっては傷つく出来事だったのだろう。

 

 

お昼くらいに受けた電話だったのだが、

 

 

3時過ぎまで泣いていた。

 

 

一人で事務所にいて気持ちも解放されなかったのだろう。

 

 

 

本当に申し訳ないことをした。

 

 

 

しかし、彼女にとっても成長する良い出来事と私はとらえている。

 

 

 

1つは会社の電話対応で改善すべき点を考えること。

 

 

 

もう1つは、罵声を浴びせられても彼女が強い心を持てるように

 

 

 

 

なることだと思う。

 

 

 

見ず知らずのの人に嫌なことを言われて傷つく彼女だから

 

 

 

大切な人に嫌なことを言われたらもっとつらかったと思う。

 

 

 

彼女の心を鍛えるためにも良い出来事だと私は意味付けした。

 

 

 

物事には必ず「意味」が存在する。

 

 

 

特に自分の力ではどうにもならない嫌なことが起きた時に事

 

 

 

大きな意味があり、そしてその意味を理解し学ぶことで

 

 

 

人は大きな成長を果たせるのだ。

 

 

 

意味を持つこと、「神様からのギフト」だね。

80%の真摯さのない世界

私たちは、塗料の材料屋とは毎月集金という形で来ていただく。

 

このスタイルは40年以上前から変わらない。

 

 

今時集金などというアナログな形をとっているのは、顔を合わせゆっくり

 

 

話をするためである。最近の材料や他社の失敗、また業界の動きなど…

 

 

様々な情報を頂ける重要な時間なのだ。

 

 

 

先日その材料屋とこんな話をした。

 

 

 

「適正または適正以上の工事をやっている会社って全体のどのくらいいる?」

 

 

 

と私が聞くと

 

 

 

「2割程度でしょうね。マルキさんみたいに高品質の施工を行うところは

 

 

 

1割り未満でしょう。」

 

 

 

私「高品質はともかく、手抜きが8割ってこと?」

 

 

 

材料屋「そうですね。私たちも材料の缶数で分かりますし、

 

 

 

適正施工出来る職人の環境が許されていませんよね。」

 

 

 

私「ま~、色んなところで色んな噂は聞くけど、80%出回っている

 

 

 

工事が手抜きってことでしょ?!もっと真実を知っていただきたいもんだね。」

 

 

 

材料屋「そうですね。ただ、マルキさんの職人は幸せですよ。

 

 

 

ちゃんとした工事をやらせていただける環境を作ってもらっているんだから。

 

 

 

結局フッ素樹脂塗っても、ちゃんとした工事でなければ、問題が出ますしね。」

 

 

 

 

こんな会話が続いた。

 

 

 

80%は大げさと思われるかもしれないが、全く大げさではないこの業界。

 

 

 

情報社会になった今も、こんなに手抜き業者がいるんだからね。

 

 

 

体質が悪すぎるんだよね業界が…

 

 

それでも、我々はこだわりの工事を行い続けるよ。

 

 

 

だって神様は見ているはずだから。

許しは最大の癒し

先日40代の女性のメンタリングをさせて頂きました。

 

当初大きな問題ではないと思って話を聞いていたのですが、

 

本人の頭では理解しているのに、腑に落ちない状態にが起こっていた。

 

 

これはまさしく、心と思考のバランスが取れていないということ。

 

 

これを感じた時に、深い問題が潜んでいるのを察しました。

 

 

 

当初の問題が、「昼夜働いていても不安」だということでしたが、

 

 

本当の問題はもっと深く、幼少期自身が

 

 

親から育児放棄をうけ、暗く、ストーブもない寒い部屋で餓死する恐怖が

 

 

大きなトラウマとして潜んでいました。

 

 

本人は「封印していたはずなのに…」と話していましたが、

 

 

封印では全く癒していないのです。

 

 

それは、親を許したふりをしているだけで、

 

 

 

実は心の奥ではその傷は回復することなく、潜んでいたのです。

 

 

 

私たちの人生には、他人には分からない苦しみや悲しみを経験します。

 

 

 

本人には到底乗り越えられないことは、封印という形でその場を乗り切ろうと

 

 

 

します。しかし、いずれ本当の意味でその傷と向き合わなければいけない時が

 

 

 

来るのです。最大の学びは「許す」心にあり、器を大きくしそして自身を癒します。

 

 

 

大きな傷があればあるほど、乗り越えるのは大変でしょう。

 

 

 

しかし、私たちは自身の人生に起こる出来事を選べません。

 

 

大きな苦しみや悲しみは、節理と受け止め

 

 

誰よりも大きな人間になれる「神様からのギフト」とし

 

 

受け取れる素晴らしい人間になっていきたいですね。