ちょっと分かっている風味の人間は「欲を捨てなさい、そうすれば手に入ります」
みたいなことを言う。
しかし、これは全くのウソだ。
欲を捨てれば、手に入る(自身が欲しいもの、状態)のならば、
欲を捨てた時点で、そのものに対しての執着が無くなるので
必要無くなるはずだ。
「欲を捨てれば手に入る」という時点で欲を持っているし、
執着している。こういった分かっているふりをしている奴は、面倒だ。
仏教での欲を捨てる話は、人間や生き物の摂理を話しているに過ぎない。
歳をとれば、力が衰え、出来たことが出来なくなる。それを上手に手放していく
最後の学びを言っているにすぎない。
この言葉は若者や働き盛りの人間に当てはまらない学びなのだ。
もし、欲を捨てたとしたら、世の中は発展しない。
欲がエネルギーとなり、世の中への貢献と自身の学びになるのだ。
欲と言う言葉は、悪く使われるが、本当は違う。
欲を悪く使う人間も多くいる。ズルをしてお金を得たり、
女性をお金で買おうとする人、盗みや嘘をつく人など
こういった人たちを「欲深い」というのだ。
しかし、欲を正しく使えば全く違うようになる。
お客様に良い商品を届けるために、開発に没頭し、葛藤し、挫折をして
でも諦めず、行動をすることで、良いものを提供し、お金を得て、自身の学びや
謙虚さ、感謝が得られるのだ。
欲が自身のベクトルになり、なりたい自分になる為の指針となる。
そのことで、心が成長し、お金も得られ、外面、内面共に成熟した
人間へと成長できる。欲を持ちそれを正しく使うことが人としての大きな学びなのだ。